基本概念の定義
コミュニティ行動計画(CAP)概要 コミュニティ行動計画(CAP)とは、コミュニティの構成員が自分たち自身でコミュニティの行動計画を策定し実施するための参加型の意思決定過程である。CAPワークショップと呼ばれる一連のワークショップで、コミュニティの構成員は、自分たちのニーズを把握し、そのニーズに優先順位をつけ、解決策を話し合うことをとおしてコミュニティの開発プログラムの策定過程に深くかかわることになる。ワークショップの結果として策定される行動計画自体もコミュニティ行動計画(CAP)と呼ばれる。コミュニティはこのCAPに基づいてより詳細な計画作りを行ったり、活動を開始したりする。 コミュニティ・マネージド・リハビリテーション(CMR)の定義 スリランカ政府の規定する入札ガイドラインでは、小規模インフラストラクチャーに関して、村落開発組織(RDS)、女性村落開発組織(WRDS)、農民組織(FO)等、ガイドラインで規定されている住民組織が、定められた公共工事を入札手続なしに請け負えることができるとしている。MANRECAPでは、このような住民組織による契約請負工事(コミュニティ・コントラクト)によりインフラの復旧工事を行なうことをコミュニティ・マネージド・リハビリテーション(Community Managed Rehabilitation: CMR)と呼ぶこととする。 CMR は単に施設や設備の復旧を意味するものではなく、インフラ整備を含んだコミュニティの社会的・経済的復興を指す。その言葉が示すとおり、CMRを実施する住民組織は、復旧工事の計画から実施、復旧後の維持までの全工程を管理する。CMRを通じて、住民は建設技術だけではなく、会計スキル、グループマネージメント能力等といった技術や能力を高めることができる。また、CMRに参加することにより、地域住民間の結束力が強化される。 復旧したインフラを利用して地域で生産活動が再活性することも期待できる。
CMRの手順
計画
準備
CAP ワークショップ
啓蒙活動
ウォークスルーサーベイ
住民との各種協議
関係機関との協議
エンジニアによる調査
設計案作成
見積り(案)作成
復旧事業リスト調整
最終合意形成会議
見積り最終案作成
会計・建設技術訓練実施
契約書類準備
県次官への契約書類提出
県次官から住民組織へ契約発注
県次官と住民組織間で契約成立 工事開始セレモニー起工式
契約内容のコミュニティ周知
モニタリング
契約金一部支払 (MANRECAP から CBOへ)
完工証明書発行
進捗支払
維持管理に関する訓練
住民組織への引き渡し 留保金の支払い
復旧事業リスト作成
復旧建設工事の準備
復旧建設工事の開始
復旧建設工事の実施
復旧建設工事の完了と CBOによる利用開始
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